青いクレヨン

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『だって地下室なんてワインセラーとして使えそうで見てみたいんだもん。』 私は妹と他愛無い話をしながら車の運転をし、別荘にやってきた。 『たぶん期待するような部屋じゃないと思うよ。物置になるのがいいとこなんじゃない?』 『夢がな~い。』 私は普通にその部屋の鍵を外し、ドアを開けた。 『『!?』』 私達は声を出すことすら出来なかった。 その部屋にはあるモノが転がっていた上に、壁にはあるモノが書かれていた。 だして だして ここからだして ママ あやまるから だから だして ごめんなさい だして ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい だして だして だして だして ここから だして ママ だして だして ママ   だ    し    て
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