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あの子…俺がこの学園に入学する理由ともなった子。
『空月(うづき) 桜』
中学の演劇会でロミジュリのジュリエット役をしていた彼女に目を奪われ、『同じ舞台に立ちたい』って思ってしまった。
どんだけ、何を言われても怯まなかった俺の押し勝ちで両親と学園長でもある伯母の弥生さんを納得させた。
空月桜は俺の人生を変えた人。
だから、絶対同じ舞台に立って演劇をしたいんだ!
その夢を叶えたいんだ!
その為に…髪の毛を伸し、女装をする事なんて
……全然
……大丈夫…
…いや、やっぱりちょっと恥ずかしいけど、生活自体が演劇だと思って演るしかない!
中学の時に男だけど『女形のトップスター』と言われた俺の名にかけて、周りを騙しとおしてやるぜ!
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