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俺達は合図と共に色々な所を探した。
机の下・棚の横・あらゆる隙間。
そして羅月は見つかった、見つけたのは錯磨だった。錯磨は羅月を犬のように持ち上げた。
「離せ、離せ錯磨!
体が痒くなる!」
足掻く羅月、
それを見て黒い笑みを浮かべ、更に高く羅月を持ち上げる。
「断る、お前はなかなか面白い…………」
そして天井の壁の近さに驚いて怖がる羅月。
俺と涙は必死に笑いを心の中で堪えている、決して顔には出ないように。
羅月は大声を出して助けを求めるが俺達は助けなかった。
理由は二つ、一・面白いから、二・今少しでも動くと笑いが顔に出るから。
そして「羅月遊び」が終わると、錯磨が居間の外で俺に手招きをした。
俺は素直に錯磨の場所に行くと、錯磨は自分が気付いた異変について話し始めた。
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