序章☆空

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「きもちぃ~…。」     彼女がそう呟くと彼は愛しそうに彼女の頭を撫でる。     「なぁ…今、幸せか?」   彼が彼女に問う。     彼女はソッと彼の手に自分の手を添えた。     「それなりにね。」   その答えに彼は笑みを落とし空を見上げた。     「そうか…。」   と小さく呟いて……         彼は彼女を〝ダテ〟と呼ぶ。 彼女は彼を〝タラシ〟と呼んだ。         そんな2人の不思議なLove story…       こんな恋愛もきっと〝有り〟だよね?           今日も風は絶え間なく吹く。 気持ちいいほどに……
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