第一章☆逢

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翔と真酉の出逢いは至って普通だった。       4月のクラス替えで同じ組になり、5月の席替えでたまたま前後の席になっただけ。       特別、パッとした素敵なシチュエーションがあったわけじゃない。       仲良さげにしているのだってただ翔が女好きで自席近くの女は真酉だけだったから。       だから必然とゆうべきか、2人は自然と話すようになった。     と言っても翔が一方的に喋っていることが多いのは言うまでもない。
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