それは必然に

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「あー、ちょっと君たちねー、今お店から通報あったから、ちょっと身分証見せてくれるかな?二人とも22歳?もう少し落ち着いてもいい年頃だよねー。まぁ、詳しい話は署で聞くからねー」 拝啓、母さん。 いろいろあって留置所で夜を過ごす事になったよ。あっ、別に人殺しとか、強盗なんかじゃないから。悪いことはしてないよ。なかなか貴重な体験でしょ(笑)僕は元気だから。 二人のニートは、それぞれの思いを胸に、鉄格子の中眠りにつくのであった。 言うまでもないが、たろうはすでに熟睡である。
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