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「……やっと笑ったね。」
そう言うと、たろうマダムはカゴを放り投げて仰向けに寝転んだ。
「わたしの負けー。」
同じように、隣に寝転んだまさおマダム。
「やっぱり……」
たろうマダムが何かを言い掛けた。
「やっぱり?」
尋ねるまさおマダム。
「やっぱり、笑ってる顔が一番素敵よ、奥さん♪」
まさおマダムの頬を軽くつつく、たろうマダム。
「もう。奥さんたら♪」
顔を赤らめ、たろうマダムの肩をはたく、まさおマダム。
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