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荒れる詩人、西村誠次(にしむらせいじ)は考えていた。
「もっと、もっともっと、もっと~~~!!
こう、ズガビシャ~ンと来るような言葉はねえのかよ!!」
ズガビシャ~ンなどと言う比喩表現しかできないようならこの男の底は見えたようなモノだが、敢えてその辺には触れないでおこう。
この物語は、ある一人の詩人が世界を相手に繰り広げる、血と涙と、官能と感動と、愛とゲロの物語だ。
詰め込みすぎな感のあるこの物語。
語り手は俺。
そうさな、なんと名乗っておこうか?
とりあえず、この場では兄貴とでも呼んで貰おうか。
さて、それじゃそろそろ始めるとするか。
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