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南との付き合いも順調に、月日は、3年を迎える事になった。
そんなある日の事で、南の家にわたしが遊びに行って、ソラのご飯を南が用意した時の事だった。
ソラ「に゛ゃんっ。」
ソラは、カリカリを一口、口に運ぶなり、悲鳴を上げて、その場でジャンプし、廊下を走り去って行った。
何時もなら、絶対にあり得無い事では有るが、ベランダの硝子に突っ込み、頭を打って、更にそこでも悲鳴を上げて、冷蔵庫の横の隅に隠れてしまった。
わたしと、南の家族一家も、ソラの行動に驚き、ソラの方に駆け寄った。
南「ソラちゃんあんたどうしたん⁉。怖い人おらんからでておいで。」
心配そうにソラに声をかける南だったが、南も動揺していて、わたしもその気持ちはわかる。ソラの行動は、それほどに尋常では無かったからだ。
みんなの心配をよそに、ソラは冷蔵庫の隅に身を潜め、一時間位してから、わたし達の前にでて来てくれた。
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