夜行列車

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痛みに顎をさすりながらも、ケイは少し嬉しいような気分だった。 『ボケ!儂はやったら出来る男なんじゃ!』 亀はゆっくり起き上がり続けた。 『能ある鷹はなんとやら、じゃ❗』 得意気なその顔を見てまた笑いが込み上げてきた、 『本間アホやの、なんとやらじゃないは』 ケイも起き上がり、2人で笑った。 別に何も喋る事は無いが亀は列車が来るまで隣に座っていた。
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