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休み時間
例によって隣の席は満員御礼。
俺の安眠はことごとく妨害されている。
隣の奴は質問攻めに臆することなく
にこやかに回答している。
「なれてんの?」
おっと思っていた事がうっかり口に出てしまった。
『え...?うん。お父さん転勤多くて...』
『興味なさげにしちゃって明石も気になってんじゃーん』
『何時もは寝てるくせにさー』
「テメェラの質問攻めがうっさくて寝れねぇんだよ。」
そうとだけ言うと俺はまた寝ようと頑張ってみた。
『ねぇ何処に住んでるの??』
『今日から寮に入るんだ。今朝は空港からその足で来たんだけどね。』
『何号室??遊びにいっていい??』
『ぅーん僕二人部屋の方だから同室の人に聞いてみないとだから直ぐは無理かな?ちなみに105号室だよ。』
『えっマジ?!』
『明石!!テメェ何号室だっけ?!』
「んー...」
せっかく寝れたのに起こされた!!
『ぉ前何号室だっけ?!』
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