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俺の気持ちなんか知りもしない
美少年はみんなに笑顔を振り撒きながら席まで来くると。
『よろしくぅw』
間延びした口調で挨拶をしてきた。
聞こえてた数名から『可愛い』という声が上がる。
コイツはここが男子校だと言うことを分かっているのだろうか?
先が思いやられるが知らない。
どうでもいい。
こう言うやつとは関わらないのが吉だから。
『敏...君?』
いきなり呼ばれた
「え?」
いきなりすぎて下の名前で呼ばれたことにつっこめなかった...
『部活とかやってるのぉ?』
あーどうしよ関わりたくないのに...まぁ話ぐらいはしとくか。
「やってねえけど」
『ホントッ?!じゃぁ放課後学校案内してもらえなぃかなぁ??』
「え...」
『ぁ嫌...かな??』
「ぃ否...」
『ぃッ嫌だよねッゴメンねッ』
ヲイヲイ涙目になっちゃってるよ...
周りの奴等の目がいてえよ...
「別に構わないケド」
『ホント?!わぁありがとぉvV』
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