0人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
カエルのかーくん
カエルのかーくんはまだ小さなカエル。おたまじゃくしからカエルになったばかりの小さなカエル君。だけどかーくんは思っていました。
「僕はヒキガエルなんだから、いつかは大きくて茶色いの立派なカエルになるんだ!」でも、立派になるためにはまだ何年もかかります。果たして小さなこのカエル君は、この厳しい環境の中で、何回も冬をこえ、生きていけるのだろうか…。でも、かーくんには夢がありました。立派になって、今自分の上を飛んでる大きなトンボを食べること、かわいいお嫁さんをもらうこと。こんな小さなカエルはトンボどころかハエを捕まえるだけで一苦労、かわいいお嫁さんも、こんな小さなカエルを好きになってくれるわけがないし……。
最初のコメントを投稿しよう!