第9章 パラウィン始動 後編

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「ハワイから出ることもあると思う。依頼が海外からってこともありうるから、そこらへんは臨機応変によろしくな。いろいろ、その辺の仕事の申請やら許可やら必要だから、これからも忙しくなるけど、留守の時は瑠生、頼むぞ」 匠は、繋がれたままの手をギュッと握りしめて言うと、あたしは頷いた。 「楽園の風。パラウィン。これはみんなの会社だ。これから、よろしく!」 匠はそう言って、ニコリと微笑んだ。あたしたちも微笑んで、みんなで顔を見合わせた。
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