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匠はあたしの方に来ると、系斗たちのように抱きよせるのかな?と思って匠を見つめていると、匠はあたしの顔を覗き込んで、耳元に唇を寄せた。
「今夜は、どこで、する?」
イタズラな悪魔の囁き。
あたしは吹き出して、そんな匠に軽くキスをした。
キングサイズのベッドよ。
なんのために買ったと思うの?
あたしが唇を1ミリだけ離して言うと、匠は微笑んであたしの頬に触れた。
「家までもつか、わからん」
1年前よりも、匠は感情的になったと思う。
人前でこんなこと言ったり、キスしたり。
しかも、エッチ度も倍増かもね。
あたしは、匠の腰に腕を回して抱きつくと、匠も少し屈んで唇を重ねた。
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