第9章 パラウィン始動 後編

19/20
前へ
/912ページ
次へ
匠はあたしの方に来ると、系斗たちのように抱きよせるのかな?と思って匠を見つめていると、匠はあたしの顔を覗き込んで、耳元に唇を寄せた。 「今夜は、どこで、する?」 イタズラな悪魔の囁き。 あたしは吹き出して、そんな匠に軽くキスをした。 キングサイズのベッドよ。 なんのために買ったと思うの? あたしが唇を1ミリだけ離して言うと、匠は微笑んであたしの頬に触れた。 「家までもつか、わからん」 1年前よりも、匠は感情的になったと思う。 人前でこんなこと言ったり、キスしたり。 しかも、エッチ度も倍増かもね。 あたしは、匠の腰に腕を回して抱きつくと、匠も少し屈んで唇を重ねた。
/912ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1281人が本棚に入れています
本棚に追加