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その日、裕二は友人の頼みで代わりにバイトを引き受ける事になっていた。
当日、ロッカーの鍵を渡され、怪訝な顔をする裕二に友人は
「んな顔すんなよ~!ヤクとかそんなんじゃねぇから、安心して」と言って笑った。
「信用できんのか?」
友人は変なところにパイプを持っていて、時折ヤバイ仕事にも手を出していたのは知っている。
「んだよ、ダチを信用しねぇってか?」
「そういうわけじゃない・・・その仕事を持ちかけたやつが、って話だ」
「あー・・・俺今回ちょくに依頼されたわけじゃねーから分からねぇけど、ロッカーの中のもん運ぶだけの簡単作業だ。そんぐらい危険でも何でもねーって!」
「運ぶ?正しくヤクじゃないか・・・」
「んーん。ペットだとさ」
「ペット?」
意外だ・・・というか、ペットをロッカーに入れるとかどういう神経してんだよそいつ・・・。
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