2 TOKYOにて…

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「…………」 少女は何も答えない。 「なあ……」 もう一度クリスは聞く。 「…………」 返答無し。 「なんで喋らねぇんだ?」 少女はこちらを向いた。 「私……、両親を探しに来たの。2人とも、この会社にいたから……。そしたら親を見つけたのは良いんだけど……」 少女は、そこで話さなくなった。 「どうしたんだ?」 「両親とも、殺されてた、天使に火で焼かれたあげく、切り刻まれて、体をバラバラにされてた……」 「…………」 クリスは、話を聞く。 「なあ、君の名前は?」 「私は、白上 涼子(しらかみりょうこ)」 「涼子ね、ここは危ないよ、俺らが着いてあげるから脱出しよう」 「…………」 少女は黙る。 「大丈夫だ、天使が来ても殺せるだけの力はある」 「………わかりました………」 こうして白上 涼子は、クリスについて行く事になった。 「何?その娘連れて行くの?」 「ああ、親がいねぇんだ、俺らが育てるんだよ」 「白上 涼子です。よろしくお願いします」 涼子はアスタロトにお辞儀をした。 「わかったよクリス、その娘連れて行くなら好きにしな」 「ありがとうアスタロト」 クリスは、アスタロトに御礼を言い、フジテレビを降りた。
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