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ーOdaibaブジテレビ前ー
バイクを止め、クリスとアスタロトは辺りを見回した。
「………現在確認されている天使の数は1人死んだから4人……、だが4人なわけゃねえよな」
クリスは、用事深くブジテレビに近付く。
「ああ、油断すると殺されるだろうな……」
そしてクリス達は、ブジテレビ内部に潜入した。
ーブジテレビ内部ー
「うわっ……」
ブジテレビ内部には、逃げ遅れた人々が、腐った状態で死んでいた。
「よく天使は、こんな所にいるよな……」
クリスは、銃弾を込めながら言う。
「静かにしたほうがいいぜクリス……ここは、天使がいるんだ。後ろから襲われたりするかもしれん……」
徐々に上に進み、今ブジテレビの象徴である球体部分についた。
「……クリス……何やら声が聞こえぬか?……」
「ん?……」
クリス達は、耳をすませて聞いてみる。
「……うぇ……うぇ……」
子供の泣き声が聞こえた。
「なあアスタロト、あれって子供の泣き声だよな……」
「わからん、しかし何故子供がここに……」
クリスは、声のするほうへ近付く。やはり子供だ、歳は12、13当たりだろうか。少女が泣き崩れていた。
「女?」
「わからん、俺が行ってみる……」
クリスは、少女に近付いてみる。そして、声をかけてみた。
「なあ……君……、どうしてこんな所にいるんだい?」
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