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腕の中の君を見ている 週に一度、約束の日 本当は毎日会いたいけど 会えないから口には出さないんだよ だけど君は正直で、 素直で、いつでも本音… だから君のその声は いつでも胸を叩くんだ 明日はいつもより少し 声に出せるようにするから 僕の想いを聞いてよ だけど忘れていいから… そしたらまた話せるから この世には絵があって 文字があってジェスチャーがあって こんなに言葉が届くのに なんで会話なんてあるんだろう… 君はいつも素直で …だから見つけられる言葉 「私の想いは私から あなたに直接届けたいかな」 想いは自由、言葉にしなければ 誰にも触れられないから たけどきっと大昔の人は 誰かに触れて欲しかったんだ そして今も生きる僕も ちょっと君に触れて欲しい… まだ大声じゃ言えないけど 囁くだけで聞こえるよね…今なら 寝ている君に囁いた 「僕は君が好きだよ」と 聞こえない時に言ったのは リハーサルみたいなもんかな なのに寝ている君ときたら 「私も」なんて呟くから ちょっとだけ強く抱きしめた 今日ぐらいこのまま… おやすみ。
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