出会いは突然

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その店は「福音堂」という名前だった。葵を先頭に店にはいる。なかはモダンな作りでゆっくりと時間が流れる、といった感じだった。「葵ちゃんいらっしゃい。CD入荷してるよ」といろいろ考えていたらそんな声がきこえた。声のほうをみると、葵の言っていたやさしそうなおじさんがいた。歳は五十歳を少し越えてるくらいの外見だった。「おじさんありがとー!」「いやいや、葵ちゃんはごひいきにしてくれるからね。ところで彼は?」「あぁ、彼は「僕は彼女のカレシです!」そうそう、カレシ・・・って純一!なにいってんのよ~!」「ははは、愉快な子だねぇ」のんびりとやさしい時間がそこには流れていた。
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