出会いは突然

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しばらくそのギターに見入っていると足がみえた。顔をあげるとそこには背のたかい男の人が俺と同じようにそのギターを見ていた。その人の眼は少し寂しくみえた。俺が声をかけようとしたとき、後ろから「純一~!どうしたの?」と葵が声をかけてきた。「いや、そこに男の人が・・・」「いないじゃん」「え・・・」俺が振り返ると男の人はもういなかった。「いや、さっきそのギターをみてたんだよ。そしたら男の人が・・・」「この店には今のところわしらしかおらんよ?」とおじさんも声をかけてきた。
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