出会いは突然

19/19
前へ
/143ページ
次へ
「なんかすごかったね。さっきの純一」沈黙を破ってくれたのは葵だった。「なんで弾けたのかわからないけどさっきの純一、とってもかっこよかった。だからそんなにしょぼくれてたら駄目だよ!」まったく、少しくらいセンチな気分になるのもだめなのかよ俺は!「もう落ち込んでたりはしないさ、ただ・・・」「ただ?」「気持ちよかった。すごく」そう言った俺の顔はきっと笑っていただろう。そうして不思議な1日は終わった。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加