対の魔物

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汚れのない真っ白なレースのカーテン。 乙女チックな窓の前に、ビジュアル系の男が立っている。 その顔は利美を腕に抱く男と同じ。 『貴様。俺の姿を利用するとは、いい度胸じゃねぇか!』 窓際の男が怒りを宿した目で睨み付けた。 「お休み、俺の利美。」 ベットの上の男は勝者の笑みで、利美の額に口付け夢へ誘う。
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