淫の宴

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膝の裏から躯幹まで。 ゆっくりと確かめるように。 大きな手が這い上がる。 「……っぁ。」 利美の声は言葉にならない。 空気中に溶けていく。 瞳は焦点が定まらず。 まるで薬でも飲まされた様。 あながち違うとも言い難い。 利美の前には美しい悪魔が立っている。
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