145人が本棚に入れています
本棚に追加
放課後、帰宅時間になった。「今日はお疲れだったね龍。」全くだ。「もうこりごりだ。」「まぁ、普通有名になるもんだよ。あぁ、そうそう、私今日七海ちゃんとちょっと話するから先に帰ってていいよ。」「七海ちゃんて、山本七海か?」「そうだよ。」山本七海。クラスメートの女子だ。印象的にはとりあえずおとなしい子だと思うな。最近は休み時間になるとすぐ教室からでていくようだが、他のクラスの友達の方がいいということだろうか。俺はほとんど話した事はない。「そうか、わかった。」俺は先に帰る事にした。この時の俺はまだ知らなかった。刻一刻と事件が来る時が迫ってきていることを…
最初のコメントを投稿しよう!