探偵神崎龍の事件簿第２の事件

学校

また夢を見た。オヤジの。これなんだ？俺の特殊能力か？あらゆる意味で凄い。「この間は頑張ったな龍。」「オヤジだったらすぐ解決できただろうな。俺が遅かったせいで岡崎が殺されてしまったよ。」「それは仕方ない事だ。でも、龍はよく頑張った。龍は竜崎を救ったんだ。闇のなかからな。」そう言われると助かる。正直悔やんでいたから。「龍…近々また事件が起こるだろう…いいか、人の心理を読むんだ。」また…また何か起きるというのか…これ予知夢？「つらい事件になるかもしれない。でも、俺は信じている。龍なら必ず真実の光へ到達できることをな…それじゃあまたな。」そう言ってオヤジは消えていった。また事件が起きるのか？勘弁してくれ…どうして世の中は平和にならないんだよ。「…デンジャラスな夢を見た…」オヤジに逢えるのは嬉しいが死の宣告を受けるのは勘弁願いたい。「龍、御飯できたわよぉー。」リビングから母さんの呼ぶ声が聞こえた。いつの間にか帰ってきてたらしい。行くか。俺は夕食を食べるためにリビングに行った。