探偵神崎龍の事件簿第２の事件

学校

「あら、顔色悪いわね。大丈夫？」最高に厄介な夢を見たからな。「いや、大丈夫だ。」俺は御飯を食べ始めた。「世の中事件が絶えないわね。テレビで事件の特集をやってるわ。」どんな事件だ？ちょっと見てみた。最初は学校でイジメを苦にした自殺をやっていた。やな事件だ。そもそも、イジメという最低レベルの行為を集団で行える事自体があってはならない事だ。次はレイプされて、それを苦に自殺した事件だ。最悪だな。俺はレイプ系の犯罪が大嫌いだ。男は女を守るべきじゃないだろうか。その男が女を傷つける…許されない事だ。その次はずっとずーっと信じていた親友に裏切られて、それを苦に自殺した事件だ。裏切るなんて酷いな。俺は麗奈を裏切ったりなんて絶対しないぞ。例え世界中の人間が麗奈を疑うような事件が起きても、俺だけは最後の最後まで信じる。信頼されてるならその相手に最高の信頼で返すべきだ。「ひどい事件ばかりね。これ以上は見たくないわ。」母さんはテレビを消した。俺もこれ以上見たくないな。人の闇なんて眺めてても仕方ない。「龍の学校ではイジメとか大丈夫なの？」「俺の見てる限りではそういったことはないな。」俺のクラスはまぁ、なかなかまともな奴が多いからな。