殺戮ゲーム

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紅で赤く染まった部屋は今なお沈黙が続く。するとジェームズがニッコリと笑いながら言った。 「昔話だが面白い話をしてやろうか?」 ローンは腕を組みながら黙っている。チックは落ち着いていない。 「俺なぁ……ムカついたから親を殺したんだ」 「!?」 ローンの顔は急に驚きに変わる。 「高校生の時に彼女を家に連れて彼女とやったんだよ」 ジェームズは続ける。ローンは静まり返った。 「俺も彼女もいきそうだったがな…途中で親が入って来たんだよ」 「親はそれを見て激怒 彼女を家から追い出し俺に一発、殴った。だから俺はキレて親をナイフで刺し殺した」 ジェームズは楽しい思い出のように語る。 「実際、彼女とやったより楽しかったよ。親は心臓を刺され一発だ」 「何故……捕まらない……」 「俺が捕まるへまをすると思うか?」 「死亡時間を遅らせるように殺し指紋も付けない……そして部屋を完璧に密封してまさに第三者が殺したように仕向けた」
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