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ローンは2通目をルグナに転送した。ルグナは言わんとばかりに首を縦に振る。
そして次の犠牲者決めが始まった。4人の前にボタンが出て来る。
「選べ」
4人は言われるまま、二つボタンを押した。今は集計の時間だ。ルグナとローンは自分が勝つという優越感に浸っている。ジェームズは無表情、チックは未だにびくびくしている。
--どうせ死ぬのはチックなんだ--
「ハハハ!」
ルグナが一人で笑い声を上げる。しかしそれがルグナにとっての最後だった。
突然、ルグナの首から紅が飛び出る。そして飛んだ首が破裂し脳やら目やらがテーブルにボトボトと落ちる。
ローンは突然の出来事に目を疑う。チックはルグナを無視するかのように指をくわえてびくびくしている。
そしてこの三人の中で唯一ルグナが死んだ時に笑っている奴がいた。
そいつの名は
ジェームズ
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