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そしてぐちゃぐちゃになったルグナの顔がローンのテーブルに落ちる。
さっきまで生きていた奴が……と思うと吐き気がする。すると甲高い笑い声が白い部屋に響く。
「馬鹿なカモだったぜ、ルグナ」
ルグナが死んだのにジェームズは笑っている。
「テメェ……まさか……裏切ったな……」
「………」
ジェームズは鼻で笑いそして言った。
「ああ」
「なんで……そんな楽しい顔出来る……?」
ジェームズはニッコリと笑い言う。
「人が死ぬ所見ると自分の中の獣が俺の心を揺さ振るんだ。
--もっと、殺せ--
--血に染まれ--
って」
「お前の悪は人間を超えている……」
「俺にとって最高の褒め言葉だ。いいだろう、ルグナが死んだトリックを教えてやろう」
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