-偽と本物-

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あれからどのくらい 時が経ったんだろう わからなくなってく 相変わらず 本物のうちと偽のうちは 透明の壁の前に立ってる お互い向き合うと 本物のうちは 恐くて手が震える 偽のうちは 淋しそうに見つめる 二人で一つになりたい そんな想いが 強くて 必死に目で伝えようと してる でも 本物のうちは まだ弱くて 闇の向こうに行ってしまう 他の光を求めながら 偽のうちは 本物のうちが消えると 壁をぶち壊そうと 必死に引っかく 爪が割れても 血だらけになっても ひたすら 必死に壊すしかなかった そして叫びながら言う 『避けないで』
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