4/16
前へ
/86ページ
次へ
ジリリリリリッ、、、    けたたましくなる携帯のアラーム。   ……………………。 …………………。 ………………。 ……………。 …………。 ………。 ……。 …。   ピッ    アラームを切り時刻を見る。 6時55分。    実は30分程前から眼が覚めていた。    実際、アドレスや番号は知っててもかけることは殆どないもので。    とにもかくにも、俺は緊張している。   カチカチカチ、、、ピッ   プ、プ、プ、プ、、、プルルル、、、   (そーいや、何て言えばいい?『朝ですよ~』とか言やいいのか?)   カチッ   (出た!) 「おはようござ、、、」   ブツン!ツーツー、、、     、、、、、、、、、あれ?   (まさか止めやがった?)    すぐにリダイアルする。    因みにこの一連の流れを三回繰り返して『千里』さんは電話に出た。   「んー、、、」   「起きました?」   「んー、、、」   「朝ですよ!」   「んー、、、」   「千里さん!」   「あきらぁ、、、ありがと、、、起きたぁ、、、。」    その後2、3呼びかけ起きた事を確認し俺は電話を切る。    無防備な感じが新鮮で、また起こしてもいいかなと思った。
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

399人が本棚に入れています
本棚に追加