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「あちぃ~、、、」
『たく』がそこらにあるプリントや資料の中から適当な厚さの冊子を選び『うちわ』にしている。
確かに今日は暑い。
「各部の配置は大丈夫だな」
流石の『和尚』も暑さで元気がない。
心頭滅却すればなんとやらじゃないのか?
、、、俺も頭がトロけてるな。
実は夏休みも半ばになり生徒会の活動が活発になってきた。
バイトも中々出れない。
つーか、出ないようにしてる。
今は『文化祭』のが大切だ。
それに、今月凌げば来月からは『あの人』も来なくなる。
多分、、、。
「ぼーっとしないでくれる?」
『みさ』がなにかの資料を投げて寄越した。
「何?」
「『何?』じゃないわよ!馬鹿!アンタは各部回って出場内容を聞いて来ンのよ!」
そーだった。
参ったな。
『たく』に目がいく。
気付かない『フリ』だ。
こいつは厳しい。
「東ぁ!一緒に言ってやるから立ちな!」
声を掛けて来たのは意外なことに『亀』だった。
二人きりになって襲われないだろうか?
「さっさと来い!」
「はいよ~」
冗談はさておき、、、。
今は仕事しよう。
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