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「書道部はおーけーね。あとは、、、」
真面目に作業する俺。
仕事してると忘れてられていいな。
「あんたさ」
『亀』が俺を呼んでる。
シカトしようか?
「聞いてんの!?」
「はいはい。何?」
いかにも面倒臭さそうに答えてみる。
『亀』はマシンガントークだから疲れてしまう。
、、、本人には言わないが。
「あんたさ、、、好きな人いるの?」
一瞬『千里』さんが見えた。
でも、、、
「いや、、、いないよ」
嘘をついた。
いや、好きじゃないと思いたいんだ。
嘘じゃない、、、。
「あんたの携帯のアドレス。『結衣』に教えていい?」
「へ?」
最近では度々止まる時間がまた止まった。
今思えばここが『分岐点』だったんだ。
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