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「ふぁ~、、、」
「昼間っからあくび!?」
今日も生徒会。
もう追い込みだ。
何故あくびをしてたか?
『つまらない日常に、退屈な毎日に飽きたからさ』
なんて言ったら、カッコ良すぎるか。
答えは簡単。
『千里』さんを起こしてたからである。
朝の無防備な声が聴きたくて。
彼女のおはようが愛おしくて。
俺は朝が弱いのに起きて電話する。
もう何日目だ?
う~ん、、、。
『イタイ』な。
「東!」
昼間から人の名前を叫ぶのは『亀』だ。
なんだか怒ってるみたいだな。
「なんだよ?『あの日』か?」
ちょっとだけダークなネタを振る。
しかし、空気を悪くしただけだった。
「何でメール返してやらないのさ!?」
俺は一瞬何を言われてるのか理解出来なかった。
しかし、すぐに答えが見つかる。
「悪い、、、忙しくて」
、、、嘘だ。
再び気持ちが『千里』さんに向いてるだけ。
諦めようとしても何度も俺の中で蘇る想いに俺は罪悪感を感じている。
誰かに好かれても『千里』さんじゃなきゃ意味がないんだ。
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