高校生

春

（そろそろかな､､､）

深夜１時。

　いつもなら既に床についているだろうか？
いや、深夜枠のバラエティーでも見てるかもしれない､､､

とにかく！

　俺は『千里』さんに飲みに行こうと誘われた。
事実はそれだ。

　自宅から一人、職場へ向かう。
頭の中は正直『ピンク色』だった。

､､､まぁ、高校生だから。

「あっ！来た来た！」

　誰かの声に気付いて顔を上げる。

　そこには見知ったメンバー５、６人の顔があった。

（はぁ～､､､確かに『二人で』とは言ってなかったな､､､）

　騙された。
とは思わないでおこう。
折角誘ってくれたんだから。

　けど､､､距離はきっとこのままだろうな。

､､､そんな､､､気がする。