性格には先天的なものと後天的なものがある

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性格には先天的なものと後天的なものがある

心理学では、感情と意志の側面の特徴をとらえたものを「性格」(キャラクター)、感情と意志に知識の側面を含めてその人を総合的にとらえたものを「人格」(パーソナリティ)と区別しています。しかし、現在の日本の心理学では、性格と人格は同じような意味で使われています。キャラクターは生まれつき持っているもので、パーソナリティは後天的に身に付けるものと考えられているので、性格には先天的な部分と後天的な部分があるといえます。先天的な性格は遺伝によって決まってしまうので考えることができません。性格の基礎となっている感情的な要素を気質といいますが、これは遺伝によって先天的に決まっているため、変わらないものと考えられています。遺伝性の強い気質には、活動性、気難しさ、外向性、衝動性、被暗示性(暗示にかかりやすい性と資質参照)などがあります。image=51695094.jpg
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