第9章

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  あたしが黙々と探していると しばらくして 滝山が言った       『‥‥哉宮さぁ    もしかして‥‥  コレ探してるの?』     すぐに滝山を見る     滝山は   定期の入った、 あたしのパスケースを 持っていた       『‥‥‥!    ‥‥な、なんで‥‥!!』     ゆっくり滝山に向き直る     『‥‥‥‥返して』     滝山はあたしのパスケースを ひらひらさせながら言った     『そうだなぁ‥‥    哉宮の新しいアド  教えてくれたらいいよ』         ‥‥嫌だ‥‥    
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