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「ゆ…誘拐犯…?」
「え~!?私も入ってるんですか~?」
二人が驚いているのも無視して少女は続ける
「大体ね、いきなり変な光を当てられて、こんな訳のわからない部屋に押し込むってどうゆうつもり!しかも話してみたらメサイアだの、召喚室だの、こんなファンタジー装った誘拐に騙されるような年じゃないの!今年で18よ、18!!もう既にどこの大学目指すかーっていうのもきまってる訳!子供じみた遊びが好きなら他人に迷惑なんかかけてないで家でゲームでもしてなさい!!それにそこのアンタ!!俺は関係ない、なんて言わせないわよ!!第一アンタがここに連れて来たくせに被害者面しないでよ!本当に腹立つわ!こんなお遊びに付き合う暇なんて私にはないんだから元の場所に帰しなさい!!」
「………」
ひと息にマシンガンの様に喋り、怒りまくった少女はフゥフゥと肩を上下しながら俺を睨む
俺の方は、といえばただただ彼女の怒りに呆れていた
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