不思議な声

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辺りは暗くジメジメしている… 「気味悪っ…」 そんな風に一人言をブツブツいいながら歩いていると 「……よ…もう…」 数十メートル前に俺と同じようにブツブツと一人言を呟いている女子高生がいた… 「えっ…」 向こうも俺に気が付いたみたいだ 「…///」 一人言を聞かれたのが恥ずかしかったのか、ものすごく顔を赤くしている 「ハハッ…ど~も…」 とりあえず愛想笑い… 「!!」 更に顔を赤くしちゃったよ… その子は赤くなった顔を俯かせて足早に立ち去ろうと俺の横をすり抜けて 〈チャリン〉 行くときに…俺達の間に何かが落ちた  
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