不思議な声

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「あっ…何か落としましたよ?」 「えっ!?」 彼女は物が落ちたような音が聞こえてなかったのか、ビックリ顔で俺を見た… 「それ…」 俺は彼女が落としたと思われる、鍵のような物を指差した 「すいません…って、あれ?」 彼女は鍵のような物をひろいながら疑問の声を上げた 「これ…私のじゃないですよ?」 「えっ…?」 彼女はそういって俺に手渡した 「………俺のでもないんだけど…」 もう一度よく見てみると、やっぱりそれは鍵だった… 白い西洋風の鍵… 「えっ……………っ!?」 彼女は俺が違うというと、困ったような顔をした…と思ったら、いきなりビクッと何かに反応した 「…?どうしたの?」 「えっと~今、何かが落ちたような音がしたんで…」 キョロキョロと周りを見渡す彼女… 俺には何も聞こえなかったんだけど…
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