血まみれの猫

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その時、私を遠くから見つめる親子が居た。 石を投げる事も   汚いと言うことも無く、ただ私を見つめていた。     ゆっくりと近付いてくると、子供は私を怖がるでも無く 『痛い?』 と、尋ねる。 私は死んでいるので返事はしてあげれないが、目やナカは飛び出しぐちゃぐちゃの私を優しく撫でてくれた   小さな手が血で染まって行った
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