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前期破水
12月3日。朝7時。水が出た感覚に目が覚めトイレへ。下着は水でグッショリ。尿とは明らかに色も違う、臭いも違う。
……ナニコレ?
実家の母に電話。破水経験者だし、何か分かるかも知れない。
『破水かもしれんな…』 やっぱりそうなんかな…。不安で不安で仕方ない。
そんなん言ってる間に再び水が出た。確信に変わる。
病院へ電話して、先生に病院を開けてもらった。
旦那のお母さんに送ってもらい、病院へ。
受診結果。破水のため、羊水が減ってます。今回は諦めて下さい。
大きな病院で詳しい検査をするため紹介状を書いてもらい、車で病院へ。
連絡を受けて旦那が先に病院で待ってくれていた。
名前を呼ばれ診察室へ。先にエコーでお腹を診る。羊水が減っていて、状態は良くない。内診ではカメラを入れられ、かなりの激痛。どこから水が出てるのかを調べる為みたい。
最後に採血をして、再び待つ。
しばらくして、実家の母と妹が病院へ駆け付けて来た。
泣きそう
名前を呼ばれ、旦那と二人先生の元へ。先生には、非常に厳しい事と、治療が無く助かる見込みは殆どないことが伝えられた。それでも、諦めたくなかった。後悔はしたくない。
『入院して、今出来る治療をしたい』
旦那も見殺しには出来ないと同じ想いだったみたいで、入院が決定した。
上の二人の事は両方の親の話し合いで、旦那の実家で見て貰う事になった。
先の見えない、入院生活のスタートだ。
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