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「悠斗ォォ‥!!!!」
ガタンッ!!と何か衝撃が走った。
颯人が勢いよく立ち上がり、椅子が後の座席に当たった音だった。
俺に集中していた視線は、その音を号令とするかのように、ビュンと引かれていった。
「そんなん無しだろ‥?ありえねぇよ‥いきなりイギリス?いつものおふざけだろ!?またお前のつまんねぇ冗談なんだろ!?‥‥なぁ。そうやって言ってくれよ‥頼む‥」
声を震わせながら、颯人は叫ぶ。
彼の一言一言が、俺の胸の中に響いた。
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