最終章.君とまた、会う日まで 前編

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なんだか急に悲しくなってきた。 行きたくない。離れたくない。 でも、しょうがないんだ。 「悪い。ガチだ‥。さっき言った通り俺も昨日知ったばっかで明日の朝イチでイギリス行く‥‥。親父の転勤でな、俺も行かなくちゃならんくなった‥‥マジでスマン。」 俺は真っ赤になった颯人の顔をまともに見ることが出来なかった。 俺は‥臆病だ。 「なら‥」 震えた声で、彼は続けた。 「モデル部はどうするんだよ!!??お前‥勝手過ぎんだよ」 颯人は少し怒り調子で言った。 でも、本人も気付いているはず‥。 単なる悪あがきでしかない、と。
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