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「颯人‥落ち着け‥」
「落ち着け?お前‥俺がどんな思いしてるのかわかっとんのか!?」
ズキッ‥と胸に違和感が走る。
逆ギレするほどじゃない。だけど俺も颯人の気持ちがわからない訳じゃない。
こんなに場が乱れるなんて予想外で、俺は何をすればいいかわからなかった。
「すまん、颯人。本当に急で申し訳ない。俺だって離れたく無い‥。昨日だって親に何度も願ったけど‥駄目らしい」
とにかく謝る以外、術は無かった。
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