第八章

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 「……う。……ぞう。…小僧っ!!いい加減起きんかいっ!」  ふさふさしたもので顔を叩かれた。あれ?狸の尻尾か?  「もう昼じゃぞい。宗も困っておるだろっ!」  ……困る?何が?俺はそろそろと、目を開けてみた。俺が快適と思ってしがみ付いていたモノは、ひょっとして……?  「お早うございます。教授。」  快適なモノ。それは、様々な特技を持つ、腹黒陰険眼鏡(今は外している。)秘書だった。
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