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『そんな事言ったって…』僕は言葉につまった、歌いたいのに勇気が出ない…。逃げ腰なのは十分わかってる、わかってるけど…。
『……、情けない。実に!情けないヤツだなぁお前は。』大きく溜め息をついたクウは僕にそぅ言った。
おぃ!お前!それは言い過ぎだろ!自分に向かって…そぅ言いかけた時先手打たれてクウは続けた。『お前はさぁ、普段は人に偉そうにがんばれだの逃げるなだの言ってるけど。実際は口だけだろ?お前自身はどーなんだよ、実際逃げて一緒に笑ってんじゃんか。大人びてたばこなんか吸いやがって、俺にもよこせ』結局は自分も吸うんじゃん…。同じ顔をして正反対の性格を持つ僕達、煙を空になびかせながら僕達はしばらく無言で青い空を見ていた。ただただ、ぼんやりと…。
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