白い籠

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「星の数ほどの勘違いと誤解と思い込みの螺旋~」 ある病院の一室、そこに二人の少女がいた。 一人の少女は銀色の髪に海色の瞳を持っていて、真っ白なシーツに身を預け、腕には点滴をしていた。 ソレを慣れている、と言うような風に受けて、とても儚いイメージを出していた。 もう一人の少女は、鮮やかな煤竹色の髪に杜若色の瞳を持っていて、一見少年にも見えるような格好をしていた。
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