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『怪我の治療費、今くれる?』
「…え?」
『じゃあ…5万でいいよ。』
「5…5万なんて持ってるわけないじゃない…!!それにまだ渡すなんて『じゃあどうしてくれんの?』
「…そっ…それは…」
亜姫は何も言えなかった。
(確かにかばってもらったし…でもぶつかってきたのあっちだし…)
亜姫が1人で考えていると男が話だした。
『あ~あ~俺学校いかなきゃなんねぇのにな~。こんな足じゃ行けないんだけどな~』
またも痛いことを言われ顔をしかめる。
そして男の話を頭の中で読み返す…
(…学校いかなきゃなんねぇのに…)
学校…
亜姫は思い出したように男を見た。
(そう言えば…制服…てか!!入学式!!!…急ぎたいから適当に返しとけばいっか…)
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